災害時・在宅避難中の「留守宅の空き巣」対策|震災経験者の私が実際にやったこと

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私の家で、実際に空き巣に入られました

東日本大震災で、私の自宅は地震で倒壊し、津波では床上浸水しました。窓ガラスが割れて危険な状態だったため、避難所ではなく、同じ建物の別の場所でご近所の方たちと過ごしていました。

翌日、自宅に戻ると、テレビが盗まれ、食べ物も荒らされていました。

在宅避難というと「自宅にいれば安全」というイメージを持たれがちです。でも実際には、給水や買い出し、物資の受け取りなど、家を空ける瞬間は必ず生まれます。そしてその隙を、災害後は普段以上に狙われます。

この記事では、私が実際に経験したことと、その後にやった対策を、実体験ベースでお伝えします。

なぜ災害時は空き巣が増えるのか

在宅避難を選んでも、四六時中家にいられるわけではありません。給水、買い出し、避難所への物資受け取り、片付けのための一時的な外出など、家を空ける場面はどうしても発生します。

さらに災害直後は、家屋が壊れて施錠できない状態になっている家が増える/近隣の人たちも被災していて「ご近所の目」が機能しにくい/警察も被害対応に追われ、パトロールが手薄になりやすい、という条件が重なります。

これは私だけでなく、私の家の周り一帯でも同じように被害が出ていました。「災害+在宅避難」は、平時より空き巣に狙われやすい状況だと考えて備える必要があります。

私の家で実際に起きたこと

私の場合、地震で自宅が倒壊し、津波で床上浸水しました。窓ガラスが割れて危険だったため、避難所ではなく同じ建物の別の場所で近所の方たちと過ごし、翌日に自宅へ戻りました。

戻ってみると、テレビが盗まれ、食べ物も食べられた形跡がありました。

正直に書くと、私は警察への通報や被害届は出していません。理由は2つあります。

  • 家電はすでに水没していて、自分の中で「価値がないもの」として諦めてしまっていたこと
  • 周り一帯も同じように被害に遭っており、警察の対応が追いつかない状況だったこと

火災保険の盗難補償についても、手続きをしていません。家電が古かったこともありますが、正直、当時はその手続き自体をする気力がありませんでした。

※本来は、可能であれば通報や被害届の提出、保険会社への確認をしておくことをおすすめします。後から保険の適用や補償の相談をする際に、記録があるかどうかで対応が変わることがあるためです。当時の私にはその余裕がありませんでしたが、この記事を読んでいる方が同じ状況になったときは、落ち着いたタイミングで一度確認してみてください。

不安から、私がやってしまったこと

被害に遭ってから、私は夜間、自宅の見回りをするようになりました。正直に言うと、木刀を持って自宅周辺を巡回していた時期があります。

今振り返ると、これは危険な行動でした。もし本当にその場で誰かと出くわしていたら、自分が何をしていたか、想像するだけで怖くなります。相手が刃物を持っていないとも限りませんし、暗闇での接触は何が起きるか分かりません。

不安な気持ちはよく分かります。でも、対峙するリスクを自分で背負う必要はありません。「人と鉢合わせしない」ための備えの方が、はるかに安全です。ここから先は、私が本来やるべきだった、対峙せずに済む対策を紹介します。

対策①:賃貸でもできる、工事不要の防犯グッズ

私自身、現在は賃貸に住んでいます。持ち家でなくても、原状回復可能な範囲でできる対策はあります。

  • 補助錠(穴あけ不要タイプ):既存の鍵に追加してかけられる、テープや両面テープで貼り付けるタイプ
  • 窓用の補助ロック:窓ガラスが多少割れていても、開閉自体を防げるものがある
  • 突っ張り棒式の窓・ドアロック

ALSOKの調査によると、空き巣の約17%は侵入に2分以上かかると諦め、約51%は5分以上かかると諦めるとされています(出典:ALSOK公式サイト)。補助錠は、この「時間を稼ぐ」ことに有効です。

窓用補助錠(工事不要・賃貸OK)

窓用補助錠(工事不要・賃貸OK)

穴あけ不要で原状回復も安心。侵入に時間がかかるほど、空き巣は途中で諦めやすくなります。

対策②:在宅を装う(照明タイマー・SNS投稿の注意)

  • タイマー付きライト:不在時でも点灯し、在宅を装える
  • モバイルバッテリー・乾電池式の人感センサーライト:停電時でも動作するタイプを選ぶ
  • SNS投稿のタイミングに注意:避難中であることをリアルタイムで発信すると、留守を知らせてしまうことになる(投稿は帰宅後にまとめて行うなど)
乾電池式センサーライト(停電時も使える)

乾電池式センサーライト(停電時も使える)

停電中でも動く電池式だから、災害時の「照明が全部消えている家」を避けられます。

対策③:センサーライト・見守りカメラ

人感センサーライトや、スマホで確認できる見守りカメラは、対峙せずに異常を察知できる手段です。停電時にも使えるかどうか(電池式・モバイルバッテリー対応)を基準に選ぶのがおすすめです。

見守りカメラ(スマホ通知対応)

見守りカメラ(スマホ通知対応)

外出先からスマホで様子を確認できるので、木刀を持って見回る必要がなくなります。

まとめ:対峙しない備えが一番安全

私は不安のあまり、木刀を持って夜回りをするという、今思えば危険な行動を取ってしまいました。同じような不安を感じている方には、まず「人と鉢合わせしない」ための備え——補助錠、センサーライト、見守りカメラから始めることをおすすめします。

在宅避難全体の備えについては、在宅避難・防災の記事一覧もあわせてご覧ください。

この記事を書いた人

買いモノMemo

買いモノMemo

東日本大震災で被災した経験から、在宅避難と防犯について実体験ベースで発信しています。
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