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「無料と書いてあるなら、工事費は0円」と思って申し込んだのに、解約するときになって数万円の残債に気づくことがあります。同じ無料であっても、長期契約を前提に月額料金から差し引く「実質無料」など、さまざまな意味合いがあるためです。
この記事では、主要な光回線の工事費を比較し、途中で解約した場合の残債や、無料特典の対象外になる費用を紹介します。掲載内容は、2026年7月21日時点の各社公式サイトをもとにしています。キャンペーンの内容は変わることがあるため、申し込み前に最新の条件も確認してください。
工事費無料の光回線を比較
まずは、主要4回線の違いを見てみましょう。
同じ「工事費無料」でも、途中で解約したときに支払う金額は異なります。転勤や引っ越しの可能性がある人は、割引額だけでなく、完全無料と実質無料のどちらなのかも確かめておきましょう。
完全無料と実質無料は何が違う?
完全無料
完全無料とは、キャンペーン対象の通常工事料が最初から請求されないことです。今回比較した4回線では、ドコモ光の新規工事料無料特典がこれにあたります。
ただし、工事に関係する費用がすべて無料になるわけではありません。契約事務手数料や土日祝日の追加料金、光電話などのオプション工事、建物の状況に応じた追加工事は別料金になる場合があります。
実質無料
実質無料では、工事費を分割で支払う一方、分割額と同じ金額が毎月の料金から割り引かれます。決められた期間まで利用すれば、工事費の負担は実質的に0円になります。
ただし、割引期間の途中で解約すると、その月以降の割引は受けられません。支払いが終わっていない工事費は残るため、「毎月相殺されているから、いつ解約しても0円」というわけではありません。

途中解約すると工事費はいくら残る?
実質無料の回線を途中で解約した場合、残る工事費は、工事費の総額、分割回数、利用した月数によって変わります。おおよその残額は、次の式で計算できます。
たとえば49,500円を24回で支払う契約を12カ月利用して解約した場合、単純計算では工事費のおよそ半分が残ります。初回の支払額や請求が始まる月は回線によって異なるため、正確な残額はマイページや契約書で確認してください。
次に当てはまる人は、実質無料の割引期間と残債をよく確認しておきましょう。
- 2年以内に引っ越す可能性がある
- 賃貸住宅で長く住む予定が決まっていない
- 回線速度や使用感が合わなければ乗り換えたい
- 工事費の分割期間と契約期間が違う
工事費無料でも、別途かかる可能性がある費用
無料になるのは通常の開通工事だけで、追加工事や事務手数料までは含まれないことがあります。特に確認しておきたいのは次の費用です。
| 費用 | 確認すること |
|---|---|
| 契約事務手数料 | 工事費無料でも別途必要か |
| 土日祝日の工事費 | 休日指定で追加料金が出るか |
| オプション工事 | 光電話・テレビ・配線追加が対象外か |
| 特殊工事・追加工事 | 建物や配線状況で追加費用が出るか |
| 撤去費用 | 解約・退去時に撤去が必要か |
| 現在の回線の費用 | 解約金や旧回線の工事費残債がないか |
申し込み前には、開通時にかかる費用だけでなく、解約時にかかる費用も確認しておきましょう。契約事務手数料や追加工事費を含めて見ておけば、あとから予想外の請求に気づくことも防げます。
auひかりの工事費は実質無料
auひかりの工事費は、初期費用を分割で支払い、同額を毎月の利用料金から割り引く実質無料です。au one netの公式案内では、ホームは最大48,950円、マンションは最大33,000円が割引されます。
ホームはプランによって23カ月または35カ月、マンションは23カ月に分けて割引されます。途中で解約・移転すると割引が終了するため、残っている工事費の確認が必要です。ホームをネットだけで契約する場合は最大額まで割り引かれないこともあるので、電話サービスを含めた条件も見ておきましょう。
利用できるプランは、住所や建物タイプ、選ぶプロバイダによって変わります。申し込みから開通までの流れは、auひかりを申し込む前に確認したいことでも詳しく紹介しています。
完全無料と実質無料、どちらが向いている?
完全無料が向いている人
- 転勤や引っ越しの可能性がある
- 短期間で回線を見直す可能性がある
- 解約時の工事費残債を避けたい
実質無料型が向いている人
- 同じ住所で2年以上使う予定がある
- 割引期間と工事費の分割回数を確認できる
- スマホとのセット割や回線品質も含めて選びたい
工事費だけで決めるのではなく、月額料金やスマホとのセット割も含めて比べることが大切です。何年くらい使う予定なのかを決め、その間に支払う総額を計算すると、自分に合う回線を選びやすくなります。
申し込み前チェックリスト
申し込み前に確認しておきたい7項目
- 完全無料と実質無料のどちらか
- 工事費総額と分割回数
- 途中解約時に残債が出るか
- 土日祝日や追加工事の費用
- 契約事務手数料
- 提供エリアと建物タイプ
- キャンペーンの申請・オプション条件
引っ越しに合わせて回線を探している人は、引っ越し前にネット回線をどう選ぶ?も参考にしてください。開通が間に合わないときの対処法も紹介しています。
まとめ
工事費無料の光回線を選ぶときは、完全無料なのか、毎月の割引で相殺する実質無料なのかを最初に確認しましょう。
短期間で解約する可能性があるなら、工事費の残債が発生しない完全無料の回線が選びやすいでしょう。同じ住所で長く使う予定なら、実質無料の回線も候補に入ります。割引期間と、途中で解約した場合に残る工事費を確認してから選んでください。



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